更新:8月15日 08:30PC&デジタルカメラ:最新ニュース
「これを知っていると便利」な小技集・PC環境改善講座(4)
パソコン環境改善講座の最後となる4回目は、使い勝手をよくするちょっとした小技を紹介していこう。イチ押しはショートカットの利用だ。難しいと思っている人もいるかもしれないが、覚えればウィンドウズXPの操作が「グッ」とスピーディーになる。積極的に利用してほしい。 ■ファイルを整理してスピードアップ まずはファイルの整理や操作による高速化の方法から見ていこう。非常に手軽なのは、「ディスククリーンアップ」の実行だ。これは不要なファイルを削除してハードディスクの空き容量を増やすというもの。「スタート」メニューから「プログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「ディスククリーンアップ」とたどることで起動できる。 このあと、不要なファイルの削除を実行したいドライブを選択する。空き容量の計算がスタートし、終了すると削除できるファイル一覧が表示される。削除したいファイルにチェックを入れて「OK」ボタンを押そう。基本的にどれも削除して問題ないものだ。
「インデックスサービス」を使うと、ファイル検索のスピードをアップできる。「スタート」メニュー→「検索」で検索画面を呼び出し、画面左側のメニューより「設定を変更する」→「インデックスサービスを使う(ローカル検索を速くする)」を選び、「インデックスサービスを有効にしますか」の欄を「はい(Y)」に設定し、「OK」ボタンを押す。するとインデックスの構築が開始され、しばらくするとファイル検索のスピードが飛躍的に向上する。検索スピードに不満があるなら試してほしい。
このほか、通常は画面下にあるタスクバーで右クリック→「プロパティ」と選択し、表示される「タスクバーと[スタート]メニューのプロパティ」から「[スタート]メニュー」タブの「カスタマイズ」ボタンをクリックする。「詳細設定」タブにある「最近開いたドキュメントを一覧表示する」のチェックをはずす。これで最近使ったファイルが表示されなくなり、メニューがスッキリする。
ファイルをコピーするとき、コピー先のフォルダに同名のファイルがすでに保存されている場合は上書きの確認ダイアログが表示される。しかし、このとき「Shift」キーを押しながら「いいえ」ボタンを押すと、残りのファイルすべてに「いいえ」が適用される。大量のファイルをコピーするときに便利だ。
■たくさんのファイルを同じフォルダに入れると速度が下がる? お次はファイルの管理方法だ。人によっては、ひとつのフォルダにファイルをドンドン保存して管理している場合もあるだろう。検索機能を使うから保存先は適当でもいいという考え方もあるが、ひとつのフォルダにあまりファイルが集中するとフォルダを開いたときにファイルが表示されるまで時間がかかるようになる。パソコンの性能にも左右されるが特に数千ファイルに達すると顕著に遅くなってくる。目的別や日付別などフォルダを分けて管理するようにしよう。 ■ショートカットの利用で操作スピードを向上 手軽で有効なのがショートカットを覚えることだ。例えば、連載2回目で登場した「ファイル名を指定して実行」の画面。これはキーボードの左下と右下にあるウィンドウズロゴが入った「ウィンドウズ」キーと「R」キーを押すだけですぐと呼び出せる。このほか、ウィンドウズキーと「F」キーではファイル検索機能を呼び出せ、ウィンドウズキーと「D」キーを押すとウィンドウをたくさん開いていても、すべてを最小化してデスクトップを表示させられる。便利なショートカットキーを下の表にまとめたので積極的に使ってほしい。
また、あえて表には入れなかった便利なショートカットとしてファイルを選択して「Shift」キーと「Delete」キーの組み合わせがある。これを実行すると、ごみ箱に入らずにいきなりファイルを削除できる。便利な半面、誤ってファイルを削除した場合は取り返しがつかなくなるので注意が必要だ。
■「MS-IME」の操作を快適にする 日本語入力を可能にする「MS-IME」の設定を見直すことでも操作を快適にできる。言語バーにある道具箱の形をした「ツール」をクリックし、「プロパティ」を選択。「オートコレクト」タブをクリックし、入力オートコレクトにある機能のうち不要なものに関してはチェックをはずそう。数字のあとの「。」を「.」に自動で変換してしまう機能に困ったことがある人も多いはずだ。
その一方で、入力をより快適にしてくれる「辞書」もある。同じくIMEのプロパティで「辞書/学習」タブをクリック。システム辞書の欄にある「Microsoft IME カタカナ語英語辞書」にチェックを入れる。すると、カタカナを英単語に変換してくれるようになる。例えば「こんぴゅーた」と入力すると「computer」という変換候補が現れるといった具合だ。スペルミスをせず、英単語を入力できる非常に便利な機能といえる。
■サービスの停止やスタンバイの利用 ウィンドウズXPではさまざまな機能(サービス)がバックグラウンドで動作している。これはXPを動作させるうえで欠かせないものが中心となっているが、中にはあまり使わない機能も含まれている。その機能を無効にすれば、メモリー消費が抑えられ、わずかだがパフォーマンスの向上が期待できる。 「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」を選び、名前の欄に「services.msc」と入力する。するとサービスの管理画面が開くので、不要なサービスをダブルクリックし、スタートアップの種類の欄にあるプルダウンメニューを「無効」に設定。「適用」ボタンを押せば設定完了だ。
無停電装置に関する「Uninterruptible Power supply」、マイクロソフトへのエラー報告を行う「Error Reporting Service」などは使わない人が多いサービスだろう。このほか、リモートアシスタントを利用していなければ「ClipBook」も無効にしてOKだ。説明文を読んで、必要か不要かを判断してほしい。なお、内容がわからない項目には手を加えないようにしよう。 ウィンドウズの起動を高速にしたい場合は、休止状態やスタンバイの利用が有効だ。特に休止状態は、電源をオフにしたのとほとんどかわらないほど消費電力を抑えられながら、電源オフの状態から起動するよりも高速にウィンドウズへ復帰ができる。 設定方法は、コントロールパネルにある「電源オプション」を開き、「詳細設定」タブをクリック。コンピュータの電源ボタンを押したときの欄にあるプルダウンメニューを「休止状態」に設定しておく。パソコンの電源ボタンを押すだけで休止状態への移行と復帰が可能になるので便利だ。
さて、4回に分けてやや駆け足で高速化に関する設定やテクニックを紹介してきた。どの方法も単体では、それほど大きな効果が望めるわけではない。複数の方法を組み合わせて、自分なりの便利で使いやすい環境作りにチャレンジしてほしい。 [2008年8月15日] ● 記事一覧
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