更新:1月19日 18:06PC&デジタルカメラ:最新ニュース
コニカミノルタ社長の一問一答岩居文雄コニカミノルタホールディングス社長は19日、都内で会見し、カメラ・フォト事業の撤退について説明した。会見での一問一答は以下の通り。 ――“縮小”はするが“全面撤退”はしないとしていた 昨年11月4日にフォトイメージング事業を大幅縮小することを発表した時には、約3年かけて縮小としていこうと考えていた。ソフトランディングしたかった。しかし、事業の状況をみていくと、そう長くは続けられない。(時期を)繰り上げて事業を終了することになった。 ――撤退でダメージを受ける 特にブランドへの影響は大きい。長い歴史があるので、「コニカミノルタはカメラと写真が看板事業」という(イメージは)今後も続くだろう。それを1日でも早く脱して、新しいコニカミノルタグループのブランドを再生する。厳しい状況だが、B2Bビジネスで新しい会社がこれから再生されるという気持ちでぶつかっていく。 ――企業価値を高める 人材を投下し技術・研究の力を強めて、他社に勝ちうる商品を開発するしかない。(今回の撤退でB2B事業に)集中できる。オプト事業も人材も増やす。 ――撤退の根本的な原因は (デジカメは)変化が激しかった。技術の流れ、市場の流れ、顧客からの要望の流れが非常に早い世界で、それになかなかついていけない。これ以上深追いしたくなかった。 ――デジタル一眼レフや手ぶれ補正付き小型デジカメの投入が遅れ、後手に回った そのような分析もあるかとは思う。(デジカメは)フィルムカメラの時代より商品ライフが短くなり、販売開始後の価格下落が激しい。開発のスピードを上げ、コストダウンをしようにも、自社で画像センサーを持っていないので、今後も充分戦えないと判断した。 ――取締役会は 本件は社内外の取締役で議論を重ねた。最終的には、全会一致で決めた。反対はなかった。 ――デジタル一眼レフ事業の譲渡先にソニーを選んだ 大勢のお客さまのいる「αシリーズ」を断ち切らないというのがメーカーの務めだと考えた。他の一眼レフを持っているカメラメーカーだと、2系列、3系列になってしまうので難しい。ソニーが一眼レフを持っていなかったことが、ある面では幸いした。ソニーは「コニカミノルタ」の一眼レフが欲しい、コニカミノルタはお客さまのために「αシリーズ」を続けたいということで、意見が一致した。 ――ソニーに人員を異動する カメラは非常にノウハウが必要で、単に技術仕様書を渡すだけで出来る代物ではない。(ソニーが)「αシリーズ」を続けていくことになるので、最終調整はしていないが、かなりの数の技術者がソニーに移る予定だ。 ――生産設備を整理する 今日の時点では、一眼レフカメラの特許はソニーに譲渡していない。そのため、ソニーがカメラを生産すると、特許上の問題が出る。コニカミノルタのマレーシアのカメラ工場は、(ソニーとの)ジョイントベンチャーにし、ソニーが開発する一眼レフをコニカミノルタ側で生産する。上海の工場は、グループ内でオプト事業会社に移管する。 フィルムは日野工場で主に生産している。印刷用や医療用の感材も生産しているので、カラーフィルムの工場を除き、操業は止めない。レントゲン用など、今後も生産を続ける。 カラーペーパーの工場は、小田原と米国にある。米国は生産をやめ、小田原に集約する。小田原は、印刷用フィルムやペーパーを生産しているので止めない。 ――交換レンズの生産は継続する 交換レンズ事業はソニーに譲渡するが、ソニー向けの生産はコニカミノルタのマレーシア工場で続ける。 [2006年1月19日/IT PLUS] ● 関連リンク● 記事一覧
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