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更新:8月5日 15:41PC&デジタルカメラ:最新ニュース

オリンパスと松下、「より小型・薄型化」したデジタル一眼レフの新規格

 オリンパスイメージング(東京・新宿)と松下電器産業は5日、デジタル一眼レフカメラの新規格「マイクロフォーサーズシステム」を策定したと発表した。オリンパスが提唱してきた「フォーサーズシステム」を拡張したもので、カメラ本体を小型化、軽量化できるという。オリンパスイメージングの大久保雅治社長は「(カメラの)機動性に磨きをかけるための提案。一眼レフ市場の拡大につなげたい」と語った。

 マイクロフォーサーズシステムでは、フランジバック(マウントと撮像素子との間隔)を従来の約2分の1に抑えることで、カメラ本体を薄くできるようにした。さらにレンズのマウントの外径を約6ミリ縮小した。マウントの電気接点数は9点から11点に増やしており、よりレンズとカメラ本体を密に連動できるという。レンズでとらえた映像を光学ファインダーで見るためのミラーは非搭載になる。撮像素子のサイズは従来のフォーサーズシステムと同じ3分の4型。

オリンパスイメージングの大久保雅治社長

 オリンパスと松下は今後、従来のフォーサーズシステムと平行してマイクロフォーサーズシステムに対応したデジタル一眼レフカメラやレンズを企画、商品化する。フォーサーズ対応のレンズはアダプターを使うことでマイクロフォーサーズ対応のカメラ本体にも使えるようにした。具体的な商品開発の内容については両社ともに「現時点では話せない」という。

 デジタル一眼レフカメラ市場では、コンパクトカメラから一眼レフに移行する家族層や携帯電話の付属カメラをきっかけに興味を示す女性層が拡大しており、両社は新規格の採用で一眼レフの使いやすさを高めたい考え。元のフォーサーズシステムには三洋電機や中堅レンズメーカーのシグマ(東京都狛江市)なども賛同しており、シグマは既にマイクロフォーサーズにも賛同の意向を示しているという。

 会見での主な一問一答は以下の通り。

――マイクロフォーサーズの商品化の時期、価格帯、グローバルな展開は。

オリンパスイメージングの小川治男SLR事業本部長「期待の大きい質問なので申し訳ないが、商品化については次回の発表会の場にしてほしい。両社で着々と商品化を進めている」

――他メーカーも参加するのか。

小川氏「既にフォーサーズに賛同しているメーカーには案内を送っている。これから賛同するかどうか、意思を聞くことになる。マイクロフォーサーズはオリンパスと松下の2社で検討してきたため、まずは両社での発表を第一歩とした。既にシグマからは賛同表明をもらっている」

大久保社長「今までオープンでやってきたが、この新しい一眼の時代を開くんだという気概をもって参加していただき、商品展開もやってもらえる企業を募りたい。あえていうなら、今までのような無条件の規格とは一線を画すものになるかもしれない」

――オリンパスと松下の事業協力関係は。

小川氏「2006年に商品を出したところからユニット、モジュールを開発、検討する関係を続けてきた。そうしたなかでマイクロフォーサーズの規格の案内になった。この関係はいま一番密に展開している」

松下電器産業の吉田守パナソニックAVCネットワークス副社長「デバイスなどを共同開発させてもらうことで両社の強みをお互いに提供しあって、お互いに強い商品づくりができる。今後も関係を続けたい」

――ミラーがないのに一眼レフと言ってもよいのか?

小川氏「一眼レフの画質を実現する。正確に言うならレンズ交換型のデジタルカメラとなる」

――今後、マイクロフォーサーズとフォーサーズのどちらが主流になるのか?

小川氏「フォーサーズは一定の役割を果たしている。携帯性がありながら高画質ということは訴えてきた。しかし、現状のシェアで満足できるものではない。新システムによって、新しい機軸を作りたいという期待は大きい。両輪で事業を大きくしていきたい」

[2008年8月5日/IT PLUS]

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