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更新:2月25日 11:45PC&デジタルカメラ:最新ニュース

オフィス互換ソフト五輪(5)・簡単なワープロ文書を作成

 米マイクロソフトがOS「Windows Vista(ビスタ)」や統合ビジネスソフト「オフィス 2007」などの技術情報公開に踏み切ることで、低価格や無償公開で提供されるオフィス互換ソフトの存在価値はますます高まっていくだろう。オフィス互換ソフト6製品の互換性能を徹底比較する本連載では、第5回の今回から3回に分けて、ワープロソフトの文書の作成・編集でどれがナンバーワンかを調べていく。

 「明日の朝いちばんに見積依頼の文書を発送しなくてはならない。今日のうちに自宅で作成しておこう……」。今回はこんな場面を想定して、「ワード」と互換性のある6本のワープロソフトのどれがもっとも使い勝手が高いか、その機能性を比較する。取り上げる互換オフィスの概要や基本仕様は、第1回目を参照してほしい。

 一連して行う比較テストのうち、今回掲載分では(1)ソフトを起動してテキストを入力し、簡単にレイアウトを整えて印刷プレビューを確認するところまで(【チェックポイント01】〜【チェックポイント05】)−−を取り上げている。次週以降、(2)本格的な編集作業として文字列の体裁や配置を整えてフッターを設定する段階まで(【チェックポイント06】〜【チェックポイント10】)、(3)印刷まわりの状況と、挨拶文の入力やテンプレート機能などユーザー支援機能を比較する(【チェックポイント11】〜【チェックポイント14】)−−を掲載していく予定だ。

■実際にサンプル文書を作成して作業の手順などを比較

 ではさっそく比較作業だが、ここでは次のような手順で行う。まず、マイクロソフトオフィス2007を使ってサンプル文書を作成し、そこで使用した機能や比較チェックポイントを解説する。

 続いて6本の互換オフィスで、同じ内容の文書を作成してみる。マイクロソフトオフィス2007を基準として考え、同じ結果が得られるかどうか、作業手順の違い、マイクロソフトオフィス2007と比べた場合の機能性の優劣などを順番にチェックしていく。ここが比較作業の中心部分だ。

 チェック作業の結果は下記の基準に基づいて採点する。マイクロソフトオフィス2007と同等なら2〜3点、それ以上の機能が用意されていれば4点となるが、ダメならそれ以下の点数となる。しかし手近な回避策があればその分は採点に反映する。

 

■判定基準
互換性は完全で、さらに長所がある4
互換性は完全3
ほぼ満足2
何とか使えるが不満が残る1

 1〜14の各チェックポイントの採点がすべて終了したら、そのチェック結果を集計して一覧表にまとめ、それぞれの結果を横並びで比較して分析する。今回のようなサンプル文書を作るならどの互換オフィスが向いているのか。そう判断できる根拠とはなにか。それぞれの互換オフィスを使う場合に気をつけなければならないことなどをまとめる。

■ワード2007で作成したサンプル文書の特徴

 画像01がワード2007を使って作成したサンプル文書だ。どのような機能を使ったかは画像02の注釈部分で言及している。

画面01 サンプル文書

画面02 編集作業の実際

【サンプル文書に行った編集作業】

フォント指定は、英数文字はCenturyの半角、それ以外はMS明朝の全角だ。文字サイズは12pt。
日付と差出人、および「敬具」の文字には右揃えを設定する。
ドキュメントタイトルの文字列は中央揃え、フォントは14ptのMSゴシックだ。
上下に段落罫線を設定する。
インデントによる字下げと、ユーザー設定タブによる文字揃えを行う。
フッターにページ番号を設定した(ただし今回のドキュメントは1ページのみ)。
余白や行数の設定は、ワード2007のデフォルト設定をそのまま使用した。

■チェックポイントの比較内容

【チェックポイント01】

 まずはワード2007を起動してみよう。画像03がワード2007の起動画面だ。タイトルバーに「文書1」と表示されている。ワード2007を起動すると、白紙状態の新規ファイルが用意される。

 リボン(ツールバー)の表示を見ると分かるように、初期状態ではMS明朝フォントの10.5ptで文字を入力するよう設定されている。日本語IME機能は自動でオンになる。

【チェックポイント02】

画像04 行数や文字数の設定画面

画像05 マージン設定

画像06 用紙設定

画像07 フォント設定

 初期状態のページ設定が画像04〜06だ。用紙サイズはA4で縦置き、余白は上が35ミリで左右下は30ミリとなっている。「行数と文字数」設定は、ワード2007の初期設定では文字方向が横書きで、「行数だけを指定する」になっている。その行数は36行で行送りは18ptだ。

 このダイアログで、右下の「フォントの設定」ボタンを押すと文書全体のフォントや文字サイズを設定できる(画像07)。今回のサンプル文書では文字サイズを12ptに設定する。

 「日本語用のフォント」と「英数字用のフォント」には、それぞれ「本文のフォント」が選ばれている。具体的に言うと、日本語フォントは「MS明朝」、英数フォントは「Century」だ。ユーザーのフォント環境にもよるので、比較チェックでは文書全体のフォントと文字サイズを支障なく設定できればよしとしよう。

【チェックポイント03】

画像08 コピー&ペーストでテキストデータを貼り付けたところ

 今回はあらかじめ用意したテキストをコピー&ペーストでワープロソフトのウィンドウ内に貼り付ける(画像08)。数字とハイフンは半角、段落末は改行、「品名」〜「支払条件」の区切りはタブで行っている。

【チェックポイント04】

画像09 右揃えなどの文字揃えを行う

画像10 インデント機能を使って字下げする

 レイアウト調整を行う。本格的な編集作業は次回にゆずるとして、今回は文字列の位置などをざっと整えることにする。ワード2007で右揃えや中央揃えを行う場合には、段落を選択してリボンの「文字揃え」のボタンをクリックしていくだけでよい(画像09)。

 取引条件の行は、インデントを使って字下げをしよう。ワード2007では、位置を揃える範囲を選択してルーラーのインデントマーカーをドラッグすることで設定が行える(画像10)。さらにタブを使って文字列を揃える作業は、次回の【チェックポイント09】で比較する。

【チェックポイント05】

 文字入力とざっくりとした編集作業を完了したファイルで、印刷プレビュー画面を表示してみよう。ワード2007では、「Office」ボタンを押して[印刷]―[印刷プレビュー]コマンドを選ぶ(画像11)。

 ページ幅やページ全体に合わせた表示サイズが選べるか、複数ページ表示が可能かなどを比較していく。ちなみにワード2007では、この画面でマージン調整も行える。これもチェック項目に含める。

>>さっそく6つの互換オフィスの編集機能をチェック

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