更新:2008年8月4日 12:00PC&デジタルカメラ:連載・コラム
デジカメ新製品レビュー【画質レビュー】ニコンの「D700」、色のりは「コダクローム」のよう
「D700」はニコンの最上位機種「D3」の直系となるミドルレンジクラスの一眼レフカメラだ。話題の大型CMOSセンサー「FXフォーマット」のイメージセンサーを含め、多くの機能を引き継いでいる。この秋には他社からも同様のミドルレンジクラスのフルサイズ機がいくつか登場する予定だが、その先鞭として大いに注目を集めている。(大浦タケシ) スペックでまず注目したいのは、イメージセンサーに採用した有効1210万画素のCMOSだ。ニコンが言うところのFXフォーマット、つまり35ミリフィルムの画面サイズに準じたフルサイズとなる。 ファインダーは視野率が95%、倍率が0.72倍。倍率は同じミドルクラスの他のデジタル一眼レフと比較すると小さく感じられるが、フルサイズなのでむしろファインダー像はひと回り大きい。 D3、D300にも搭載する「倍率色収差軽減機能」のほか、画像の周辺光量落ちを補正する「ヴィネットコントロール」の搭載が目新しい。目で見た印象に近いコントラストに補正する機能「アクティブD-ライティング」には新たに「オート」が加わったほか、D3にはなかった「イメージセンサークリーニング機能」を搭載し、使い勝手が向上した。 今回の画質レビューでは、画質に関わる設定は基本的にデフォルトのままで撮影した。記録画質は「Large/FINE」、ピクチャーコントロールは「スタンダード」だ。撮影モードは「プログラム」をメーンに状況に応じてシフトしているほか、ISO感度はベース感度であるISO200で撮影している。言うまでもなく、掲載する画像はレタッチ等の加工は一切加えていない。使用したレンズは「AF-S 24〜70mmF2.8G ED」「AF-S 14〜24mmF2.8G ED」の最新ニッコールレンズだ。 描写はD3、D300と同様、こってりと色のりがよいものだった。古くからのカメラ愛好家なら理解してもらえると思うが、米イーストマン・コダックのフィルム「コダクローム」の色のりに近い。しかも彩度とシャープネスが高く、万人向けといえる。階調の再現性は良好で、映像エンジン「EXPEED」による14bitA/D変換によって成し得たものだろう。 何はともあれD700の描写をじっくりと見てほしい。 ● 関連記事● 関連リンク● 記事一覧
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