更新:3月23日 11:27モバイル:最新ニュース
携帯の通話料が一番安くなるプランは? 5キャリア比較
高校生や中学生になった子供に携帯電話を買い与える、あるいは年度がわりを機に携帯を新しくするなど、春は携帯電話を新調することが多いシーズン。一家でムダなく賢く契約するにはどうすればいいか。各キャリアの最低利用料金や契約の条件を整理して、家族構成に合わせたプランの選び方を考えてみた。(小山安博) ■複雑化する携帯電話料金 最低料金のプランと条件は 従来、携帯電話の販売店には多大な「販売奨励金(インセンティブ)」が支払われていた。携帯電話の端末が1台売れるごとに、幾ばくかの金額が各キャリアから販売店に支払われていたのである。この制度のおかげで、各販売店は端末の価格を下げて販売できたが(極端な例では0円)、そのインセンティブは、ユーザーの月々の利用料から各キャリアが回収していた。 拡販期にはうまくいっていたこのビジネスモデルだが、携帯電話のユーザーが増え、買い換え需要が販売のメーンになると、さまざまな問題点が目立つようになった。ユーザーが短期間に端末を買い換えると、キャリア側はインセンティブとして支払った分を回収できない。一方、同じ端末を長く使い続ける人は、インセンティブの分だけ割高な利用料金を払い続けることになり、不公平になる。
こうした問題点を解消するため、総務省は07年6月、インセンティブを基本とするビジネスモデルを改める方針で各キャリアを指導した。その結果、NTTドコモやKDDIは「端末割引をしない代わりに月々の料金を下げる」という新しい料金制度を導入した。ただ、古い仕組みのなかで端末を購入したユーザーもまだ多く残っている。特にNTTドコモやKDDIなどユーザーが多いキャリアはそう簡単に新制度へ完全移行することはできず、現在は2系統の料金プランが並立している。 今回はそうしたわかりにくい料金プランも含めてキャリア横断で整理し、「どのキャリアの、どの料金プランが一番安く、使い勝手がいいか」を洗い出してみた。今回比較するのは「1カ月の通話料金」に限定し、端末の購入代金は計算に入れない。どの端末を買うかは好みで分かれるほか、新機種への切り替え時期である春先は、型落ち製品を一括0円で購入できる機会も多いからだ。 ただ、他社に先行して割賦払いで端末を購入できる制度を導入したソフトバンクモバイルには、「月月割」という端末の割引制度がある。これは「1カ月の利用料金から購入した機種に応じて一定金額を割り引く」という仕組みなので、単純に基本料金だけを比較すると、ソフトバンクが他社よりも突出して安くなってしまう。 極端な例だと1カ月の利用料金が「0円」(ユニバーサルサービス料の8円はかかる)になることもあるが、その場合でも端末の割賦額は支払うため(端末の割賦額を割り引いているわけではないため)、実際の1カ月の支払金額は0円にはならない。そこで今回の比較では、ソフトバンクだけは「1カ月980円×24回払いで、月々割が980円となる端末」を計算に含めて、月月割の影響が利用料金に出ないように調整した。
■NTTドコモ、最安980円で無料通話は25分 NTTドコモの料金プランは、大きく分けると「ベーシックコース」と「バリューコース」の2種類だ。ベーシックコースは、2年間同じ機種を使い続けるという条件で、端末代金から1万5750円(税込み、以下同)を割り引く。ただし利用料金がバリューコースより割高なので、今回はバリューコースで検討する。 バリューコースは、ベーシックコースのような端末代金の割引がない代わりに、1カ月の基本料金を割り引く仕組みだ。具体的には、ベーシックコースの料金プランより一律1680円安くなっている。ただし最も安い「タイプSSバリュー」だけは、他社の最安値に合わせる形で1823円引いている。 バリューコースで最も安い料金プラン「タイプSS バリュー」は、月額基本料金が1957円。これは1050円の無料通話分を含んでいる。このプランでの通話料金は30秒21円なので、無料通話は最長で25分間だ。これに2年間の継続利用を前提とした割引プラン「ファミ割MAX50」か「ひとりでも割50」を適用すると、基本料金は980円となる。これが最安だ。
ファミ割MAX50(加入料は無料)に加入すると、家族への国内通話が24時間無料になる。家族以外への通話が25分を超えない限りは、980円で収まる。ファミ割MAX50での「家族」の定義は3親等までで、同一住所に住んでいなくても対象となる。余った無料通信分の繰り越しは2カ月分まで可能で、2カ月繰り越したあとに余った無料分は家族間で分け合える。 次ページ>>KDDI、ソフトバンクの料金は? << 前のページへ 1 [ 2 ] [ 3 ] 次のページへ >> ● 関連記事● 記事一覧
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