更新:12月22日 09:55モバイル:最新ニュース
「iPod」PHS、おサイフPHSも・八剣洋一郎ウィルコム社長
注文殺到で抽選販売という異例の事態になったウィルコムの携帯情報端末(PDA)型PHS「W―ZERO3」。様々な機器を通信端末に変える小型の組み込みPHSモジュール(複合部品)の実用化で、PDA以外にもユニークな機器の登場に期待が集まっている。1月の社長就任後、業界初の音声定額でPHSをよみがえらせ、固定と携帯の融合、異業種との提携を矢継ぎ早に繰り出す八剣社長に「次の手」を聞いた。 ――シャープ製の新端末「W―ZERO3」が人気だ これほどの反響は予想外だった。PDAで経験の豊富なシャープと検討を重ねた生産計画だったが、需要を見誤った。発表の後、反響が大きかったので5万台の計画を倍増している。1月中旬になれば需給バランスが落ち着くと考えている。 シャープからは以前から「PDAに通信機能を内蔵できないか」という依頼を受けていた。カード型PHSの通信モジュール「W―SIM(ウィルコムシム)」の投入で早期の商品化が実現した。「W―SIM」を採用すれば、端末本体の機能を通信部分と切り離して製品を開発できるのが強味だ。 ウィンドウズのアプリケーションとの互換性を重視したため、最終的にOSはウィンドウズモバイルに決めた。開発当初はLinux(リナックス)も視野に入っていた。今後Linux端末を出す可能性もある。 ――「『iPod』PHS」はありうるか 携帯音楽端末への「W―SIM」搭載の可能性は十分ある。「W―SIM」構想を打ち出した当初、アップルコンピュータも関心を持っていただいた。 インターネットで音楽をダウンロードする人が増えたが、まだ複雑で使いこなせない人も多いのでは。小型の「W―SIM」なら携帯音楽端末に搭載しやすい。シンプルな操作で音楽を端末に取り込めれば、非常に使いやすいはずだ。 ウィルコムブランドで出すかどうかはわからない。端末メーカーの販路とウィルコムの販路のどちらが強いかという問題もある。いずれにしても、個人的には(製品化すれば)面白いと思う。
――「おサイフPHS」を開発する 既存の携帯電話にあってPHSにない機能で注目しているのは、決済機能搭載の「おサイフケータイ」だ。ここまでこの機能が社会的に注目を集めるようになると、対応せざるを得ない状況だ。 11月に発売した新端末には「おサイフ」機能を入れることを検討していた。仕様を固めた今年の初旬にはそれほど普及を見込んでいなかったため、採用を見送ったという経緯がある。 ただ個人的には、何もかも携帯端末に機能を盛り込むのがよいとは思っていない。悪用される危険もある。アプリケーションや認証方法などを研究しているところだ。 << 前のページへ 1 [ 2 ] [ 3 ] 次のページへ >> ● 記事一覧
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