更新:11月16日 14:50モバイル:最新ニュース
KDDI、初のデジタルラジオ対応端末を12月に発売
KDDIは16日、実用化試験放送中の地上デジタルラジオに対応した第3世代携帯電話「W44S」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)を12月に発売すると発表した。デジタルラジオ対応の携帯は初めてで、エフエム東京が独自サービスを加えた放送を12月に始める。都内で会見したKDDIの小野正社長は「デジタルラジオはFMBC(固定・移動通信・放送の融合)の1つの大きなモデルになる」と抱負を述べた。
デジタルラジオは東京、大阪で主要ラジオ局などが実用化試験放送を行っており、新端末はすでにエフエム東京とエフエム大阪の受信検証を終えているという。 エフエム東京は音楽番組やニュースなど3チャンネルを放送している。端末発売に合わせて、放送波の一部を使い「着うたフル」や映像ファイルなどを送出する新サービスを始める。ユーザーはほしいコンテンツを選んで端末内に蓄積でき、有料の場合は携帯のデータ通信で暗証番号を別途購入することで視聴できるようになる。
「W44S」はデジタルラジオのほか、携帯機器向け地上デジタル放送「ワンセグ」の受信機能も備える。3インチの画面を搭載し、縦長、横長の両方の画面で閲覧できるよう、縦方向にも横方向にも開閉できるようにした。専用ボタンによりデジタルラジオ、ワンセグ、インターネットサービスの機能を切り替えられる。価格はオープンだが、2万円台半ばを想定している。 小野寺社長はデジタルラジオを収益に結びつける方策について、「ラジオを受信するだけではトラフィックが生じないが、放送波を通じて取り込んだ音楽や映像コンテンツを視聴するための暗証番号を入手する際は通信料金が発生する。コンテンツ配信の収益をコンテンツ事業者とシェアする部分もある」と述べた。
会見に出席したエフエム東京の後藤亘会長はデジタルラジオの本放送移行の計画が現時点では不透明である点について、「コマーシャル放送も可能で本免許と変わらない。『TOKYO FM』がスタートする前、10年間FMラジオの試験局をやっていた。人気番組『ジェットストリーム』も試験局時代に生まれた」と自信を示した。 [2006年11月16日/IT PLUS] ● 記事一覧
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