更新:3月28日 11:36インターネット:最新ニュース
グーグル、検索広告のクリック件数が2月も減少【WSJ】ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米インターネット検索大手グーグル(Nasdaq:GOOG)の短期的な見通しは不透明さを増している。グーグルの検索広告に消費者がクリックした件数が2月も減少したためだ。検索広告は、グーグルのほぼすべての収入の源となっている。 調査会社コムスコアによると、グーグルの検索結果の脇に表示される広告に米国の消費者がクリックした件数は、2月は前月比3%減少した。これを受け、27日の米株式市場でグーグルの株価は3.1%安となった。グーグル検索広告のクリック件数のデータがアナリストや投資家の失望を招いたのは2カ月連続。 ただ、失望されるデータの理由やその影響に対するアナリストの意見は分かれている。一部のアナリストは、景気低迷によって、グーグルの1−3月期決算は市場予想を下回る可能性があると指摘した。その一方で、クリック回数を減らそうとするグーグルの取り組みが、クリック1回当たりから徴収する金額を増やすことを可能にし、長期的には同社の展望を明るくすると主張する声も聞かれる。 モルガン・スタンレーのアナリスト、メアリー・ミーカー氏は顧客向けの調査リポートで、「景気後退期の業績予想は極めて難しい。景気の落ち込みを経験したことのない業界/企業、ガイダンスを提供しない企業についてはなおさらだ」と書いている。 グーグルはコメントを控えた。 グーグルは1−3月期決算を4月17日に発表する予定。それまでに同社が何らかのガイダンスを提供するとは見込まれておらず、同社株は売り圧力にさらされつづける可能性がある。パイパー・ジャフレーのジーン・ムンスター氏はほかのアナリストと同様、グーグルの決算が予想を下回る可能性があるとみるが、悲観的な見通しは株価に反映されていると指摘。「われわれは悪材料はすでに株価に織り込まれているとみている」と述べた。 グーグルの株価は昨年11月に取引時間中の最高値である747.24ドルをつけて以来、40%超下落している。27日終値は前日比14.11ドル(3.08%)安の444.08ドル。株価下落で時価総額は720億ドル以上減少。他のハイテク大手を上回るペースで株価が下がっている。 クレディ・スイスのアナリスト、ヒース・テリー氏は「最近のダブルクリック買収完了により、グーグルが年後半には平均を上回るパフォーマンスをみせるとわれわれは引き続き予想している。経済環境は厳しいものの、技術やイノベーションで大きくリードしていることにより、グーグルにはローカル、メール、ディスプレー、ビデオなどの広告市場で収入成長を伸ばせる大きな機会があるとわれわれは考える」との見方を示した。 グーグルは、クリック件数が減速している要因として、ユーザーが誤って広告にクリックすることを少なくするサイトのデザイン変更など、グーグル自身が行ってきた改善努力がもたらした可能性があると主張してきた。グーグルは、検索結果の脇に表示される小さなテキスト広告にユーザーがクリックした場合のみ、広告主から料金を徴収する。 多くのアナリストは27日、コムスコアの最新のデータを受け、グーグルの1−3月期決算が市場平均予想を下回る可能性は大きくなったと指摘した。 [2008年3月28日] ● 関連記事● 記事一覧
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