更新:3月17日 10:27インターネット:最新ニュース
新幹線でネット接続 東京―新大阪でさっそくテスト
東海旅客鉄道(JR東海)は3月14日のダイヤ改正に合わせ、新幹線の車内で無線LANを使いインターネットに接続できるサービスを開始した。サービス区間は東京から新大阪まで。通信スピードは最大2Mbpsという。出張の多いビジネスマンにとっては重宝する新サービス、さっそくテストに出かけた。(竹内亮介) ■最新車両の「N700系」で利用可能に まず新サービスの内容をおさらいしておこう。JR東海は、車両の乗務員と中央センターの指令員の連絡や文字ニュースなどの情報伝送に使用していた列車無線をデジタル化した。これに伴って送受信できるデータ容量が大きく増え、余ったデータ通信帯域をインターネット接続に使えるようにしたのが、今回のサービスである。
ネット接続に対応しているのは、07年1月のダイヤ改正から営業を開始した最新車両の「N700系」。ただ東海道新幹線はN700系を全ダイヤで採用しているわけではない。無線LANを使いたいなら、N700系の運行状況をあらかじめ調べておいたほうがいい。 また、公衆無線LANサービスに加入しておく必要もある。現在利用できるのは、NTTコミュニケーションズの「ホットスポット」、NTTドコモの「mopera Uの公衆無線LANコース」と「Mzone」、ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」(UQコミュニケーションズの「UQ Wi-Fi」も今秋に開始の予定)。あとはノートパソコンと無線LANカードなどのモバイル機器を用意すればOKだ。 【使用したノートパソコン】 ■グリーン車は全席に電源コンセント
テストに出かけたのはダイヤ改正直後の3月14日。せっかくの機会なので東京―新大阪のすべてのサービス区間で試してみることにした。JR東海やJR西日本のウェブサイトには、新幹線の発着駅や希望の日時を入力すると発着時刻や車両まで調べられる検索サービスがある。チェックしてみると、N700系はだいたい1時間に2〜3本程度が組まれているようで、さっそく午前11時台に東京を出発する普通車両の通路側に席を取った。
N700系は車内に電源コンセントを装備しているのも便利な点で、バッテリーを気にせずにノートパソコンを思う存分利用できる。ただ、すべての座席に電源コンセントが付いているのはグリーン車両だけ。普通車両の場合は、窓側、あるいは先頭か最後尾の席でないと電源コンセントを確保できない。 今回はそこまで計算せずに出入りしやすい通路側に席を取ったが、そのせいで電源コンセントが遠くなってしまった。幸い、乗り合わせた方に頼んで電源コンセントを借りることができたが、普通車両に乗るときは窓側の席を選ぶことも忘れないでおこう。 ■メールや動画視聴などで速度をテスト
今回のテストは、新幹線内でどの程度快適にインターネットを利用できるかが第一の目的である。前述したとおり、通信速度は最大2Mbpsだが、実はこれを1編成の乗客すべてで分け合うことになる。JR東海のリリース文によれば、「高速の回線速度を必要とする動画の閲覧はできませんが、メールやインターネット等のビジネスユースには十分対応できる速度となっています」ということだが、16両で編成する場合の乗客の定員数は1323人にもなる。 もちろん乗客全員がインターネットに接続するわけではないだろうが、さすがにちょっと寂しい気はする。実際の通信状況はどの程度なのかが、第一のチェックポイントになる。 そこで、比較的負荷の低いメールの送受信やウェブ閲覧、自宅に設置したFTP(ファイル転送サービス)サーバーを使った大容量データの送受信、動画共有サイトの視聴の3点についてテストすることにした。さらに高速で走行中に通信が途切れないか、大容量データの送受信中に通信帯域の制限が行われるかどうかもチェックすることにした。 公衆無線LANサービスはBBモバイルポイントが扱っているプリペイドIDを用意したのだが……。 次ページ>>ネット接続できない 思わぬトラブル発生 ● 記事一覧
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