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更新:8月28日 14:09インターネット:最新ニュース

米グーグル、法人向けに電子メールなど一括提供・MSと競合【WSJ】

 ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米グーグルが電子メール、スケジューリングなど既存サービスの一括提供を通じて法人・教育機関向け市場への参入を加速しようとしている。米マイクロソフトのソフトウエアに対抗するものとみられる。

 グーグルは28日、法人向けの無償パッケージ「グーグル・アップス・フォー・ユア・ドメイン」(Google Apps for Your Domain)の提供を開始する予定。同社のコンピューターを基盤とする電子メール、カレンダー、インスタント・メッセージ、ウェブサイト作成サービスが利用できるようになる。パッケージは、グーグルがすでに提供しているこうしたアプリケーションの個人向けバージョンに基づいている。

 同パッケージは、法人がハードウエア・ソフトウエアを管理する手間をかけずに、電子メールなどのサービスを従業員、学生、会員に提供できるよう設計されている。グーグルが2月にリリースした「Gメール・フォー・ユア・ドメイン」と称する類似の法人向けサービスに続くものだが、Gメールはウェブを基盤とした電子メールに特化したものだった。

 グーグルのこうした動きにより、マイクロソフトとの競争が激化する見込み。マイクロソフトは、あらゆる規模の法人向けに電子メールサービスの「アウトルック」「エクスチェンジ」、アドレス帳、スケジューリングなどのサービスを提供している。また、資本規模の小さい事業者には「オフィス・ライブ」という電子メール、ウェブサイトのホストサービス、グループ・スケジュール管理サービスを提供している。

 グーグルが「アップス」にウェブを基盤とする表計算・ワープロアプリケーションを加えれば、マイクロソフトとの競争は一層激しくなるだろう。グーグルのエンタープライズ部門担当ゼネラルマネジャー、デーブ・ジルアード氏は、これらのアプリケーションはグーグル・アップスに将来追加する「非常によい候補だ」と述べた。また、グーグル・アップスとマイクロソフト製品の双方を使用する法人もあるとの見方を示し、マイクロソフトとの競争をあまり重視しなかった。

 一方、マイクロソフトのインフォーメーション・ワーカー・ビジネス・ストラテジー部門のゼネラルマネジャー、アラン・イェーツ氏は、グーグルが新しく導入する一括サービスが同社のサービスとどの程度競合するものになるかはわからない、とした上で、顧客に「どのような層をターゲットにするかで非常に異なる」と述べた。

 グーグルは今年、より規模の大きい法人向けに料金制のグーグル・アップスを導入する計画。同サービスには、記憶容量や技術サポートも追加する。

 ただ、中堅企業や大企業にとって、グーグル・アップスがどの程度の魅力を持つかはまだ不透明。フォレスター・リサーチ(マサチューセッツ州ケンブリッジ)のシニアアナリスト、マット・ブラウン氏は「(グーグルが)まだ実績のない分野に進出しようとしている」とコメントした。

 グーグル・アップスを利用する法人は、ウェブサイトや電子メールのドメイン(アドレスの「@」に続く部分)にその法人のインターネット・ドメインを使用できる。グーグル・アップスの電子メールサービスでは、個人向けと同様、メール本文の次にテキスト広告が表示される。

 グーグル・アップスの登録サイトは「www.google.com/a」。

 

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