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更新:10月30日 16:54インターネット:最新ニュース

Wikipediaに対抗?!日立システム開発のデジタル百科事典

 日立システムアンドサービスは30日、東京・文京の東京大学で会見を開き、専門家が体系的に関連付けた様々な知識を、視覚的に表現・検索できるシステム「知のコンシェルジェ」を開発したと発表した。まず、平凡社の世界大百科事典の「一般教養知識」を事典の関連項目や索引をもとに体系化した。11月から日立システムの有料事典検索サービスの一部として試験提供する。

 例えば「織田信長」を検索すると関連する項目が同心円状に表示される。関連項目を選択するとさらにその関連項目が表示され、各項目の網の目状のつながりが視覚的に確認できる。右クリックで項目の詳細な情報を表示することもできる。

 当面は百科事典の6万5000の項目と20万の関係が参照できる。今後は用語辞典も追加し50万項目まで参照できるようにする予定だという。日立システムの有料百科事典検索サービス「ネットで百科 for ブロードバンド」のコンテンツとして11月から試用サービスを開始、来年3月以降は上乗せ課金も検討する。

(左から)会見する日立システムアンドサービスの藤井泰文コンテンツビジネス本部長、斉木吉彦執行役y常務、東大大学院の吉見学環長

 また、体系化した項目を視覚的に表示させるシステムの特徴を生かし、出版社での著作者の管理や企業の人事システムへの応用も考えている。07年4月に販売を開始し、1000万円弱のシステム価格で初年度1億円の売り上げを目指す。

 システムの第1弾のユーザーとして東京大学大学院情報学環が「新しい百科全書」プロジェクトの一環として講義内容などを体系化した独自コンテンツを作成した。吉見俊哉学環長は「Wikipediaは個別知識ベースの辞典としてすばらしいものだが、大学としてIT時代に何ができるかを考えたときに専門家が編集した知と知の関係性に価値があると考えた」と述べた。

[2006年10月30日/IT PLUS]

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