更新:11月28日 16:41インターネット:最新ニュース
「Wii」を光でネットにつないで・任天堂とNTT東西が共同戦線
任天堂とNTT東西は28日に都内で会見し、任天堂のゲーム機「Wii」のインターネット接続促進とNTTの光回線販促で協業すると発表した。NTT東西の光ファイバー通信サービス「フレッツ光」を通じてWiiをインターネット接続する顧客をサポートするコールセンターを29日に開設し、共同で運営する。また、フレッツ光を新規に申し込む顧客向けに、回線工事と無線LANのアクセスポイント、顧客の家に訪問してWiiのインターネット接続を設定するサービスをセットにしたパックも提供する。 NTT東西と任天堂は29日に「Wii×フレッツ接続サポートセンター(番号:0570−011275)」を開設し、共同運営する。受付時間は祝日と年末年始を除く日の午前9時から午後5時まで。東西地域の2つのセンターでまず数十人ずつの規模の人員を用意する。 フレッツ光を導入する工事費用と無線LANアクセスポイント、「Wiiポイント」1000ポイント分(1Wiiポイントは約1円相当)、訪問によるネット接続設定をセットにしたパックも6800円で提供する。訪問設定の代わりに追加の1000Wiiポイントにすることもできる。 会見した任天堂の波多野信治専務は今回の連携の狙いについて「Wiiのネット接続率は40%で、ブロードバンドの普及率50%を下回っている。これを引き上げるためには任天堂のサービスの充実だけでなく、環境整備が必要不可欠」と説明した。Wii向けには来年3月に新たなゲームのダウンロードサービスを開始する予定になっており、ネット接続率を高めたい任天堂と光回線の販促を図りたいNTTの狙いが一致した。 会見での主な一問一答は以下のとおり。 ――今回の話はどちらから持ちかけたのか。 任天堂の波多野専務:今年の7月ごろ、NTT側から光接続のプロモーションとしてWiiを使えないかという話があった。一方の任天堂はWiiのネット接続率を高めたいと思っていたところ。双方で協力してやっていくことでどうかという合意になった。 ――すでに提供している任天堂のダウンロードサービスの実績は。 任天堂の波多野専務:過去のゲームを遊べる「バーチャルコンソール」のダウンロードが一番多い。これまでに780万本がダウンロードされ、売り上げでは35億円ぐらいだ。これが多いか少ないかは判断に迷うところ。悪い数字ではない。 ダウンロードサービスはたくさんのユーザーがおり、手ごたえを感じている。来年3月からは、ダウンロード用に新たに開発したゲームの販売も始めるが、どの程度ダウンロードがあるか予測はできない。こういう場を提供することがクリエーターやお客さんにとって便利で、パッケージでは市場に販売できないリスクがあるものにチャレンジする場とすることができる。売り上げがいくらいくらということではないが、コストに見合う収益は得られる。 ――フレッツの契約数がどれだけ上乗せになると見込むか。 NTT東日本の古賀哲夫副社長:Wiiは月当たりで(最低でも)30万台を販売している。一方のフレッツ光はNTT東西合わせて20万回線。この差を埋めるぐらいの効果があると期待したい。 ――任天堂は他の通信事業者と連携しないのか。 任天堂の波多野専務:今のところ考えていない。 ――NTTは他のゲーム会社と同様の連携をしないのか。 NTT東日本の古賀副社長:排他的にすることはできないことになっている。他社も話があれば考えたい。 [2007年11月28日/IT PLUS] ● 関連記事● 記事一覧
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