更新:8月28日 14:06インターネット:最新ニュース
マイクロソフト、「IE8」試験版――Web標準に対応・閲覧履歴消去機能など
マイクロソフトは28日、次世代ブラウザーソフト「インターネットエクスプローラー8(IE8)」の日本語試作版の配布を始めたと発表した。ブラウザーの国際標準に初めて全面的に対応しウェブサイトを作りやすくしたほか、表示速度も高速化した。発表会でビジネスWindows本部の中川哲本部長は「すごくいい製品で自信を持っている」と話し、ファイヤーフォックスなど他のブラウザーソフトの追い上げをかわす姿勢を見せた。 今回のバージョンアップで最も重視したのが国際標準化団体「W3C」が定める標準規格への対応。現行のIE7までは独自の規格を採用していたため、IE対応のサイトの表示がファイヤーフォックスなどW3C準拠のブラウザー上で一部崩れるなどの問題があった。シェアの大きいIEが全面的に国際標準に対応することで、ウェブサイトの作り手は複数の規格に対応する手間を省けるようになるという。
IE7向けに作られた従来のサイトはIE8で表示が崩れる場合があるが、サイトの作り手側が特定のタグを加えれば互換機能によってIE8でも正常表示できるようになる。もともとW3Cの標準に対応しているサイトは問題なく表示される。マイクロソフトは「利用頻度の高いサイトやオンラインバンキングなど重要なサイトには個別に働きかけてIE8への対応を呼びかける」という。 IE8ではページの表示速度を高め、データ量の多いサイトも見やすくした。Javaスクリプトの表示速度をIE6の7倍、IE7の5倍まで高めたという。
ブラウザーの利用履歴やお気に入りリストの登録などの利用状況をもとに、見たいウェブサイトにアクセスしやすくする補助機能も拡充した。アドレス入力欄に文字やアドレスを入力すると、候補となるサイトを入力の途中から表示する。検索窓にキーワードを入力する途中で検索結果候補をウィンドウで表示する機能も加えた。 一方で、1台のパソコンを複数の人が使う場合に、検索履歴などを記録しない「InPrivate」機能も採用した。利用したサイトのアクセス履歴や検索キーワードなどを他人に知られたくない場合はプライベートモードで利用すれば、その間の履歴が残らないようになる。 ウェブサイトの中の文字列を選ぶだけで検索サイトなどへのリンクを表示する「アクセラレーター」機能や、ウェブの一部分を切り取って更新情報を表示する「ウェブスライス」機能なども搭載した。これらの機能を使うにはウェブサイト側で機能に対応する必要があり、採用サイトを募集していく。 <関連サイト> [2008年8月28日/IT PLUS] ● 記事一覧
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