更新:9月5日 07:00インターネット:最新ニュース
米ネット 無料サービス広がる【ニューヨーク=八田亮一、ロサンゼルス=猪瀬聖】米国でネット上でのサービス・製品の無料化が、通信や音楽の分野にも広がってきた。通信最大手のAT&Tが無料の無線インターネット接続を、レコード大手のユニバーサル・ミュージック・グループは音楽の無料ネット配信を始める。背景にはネット広告市場の拡大をテコに勢力を急拡大する米グーグルの成功がある。 AT&Tは来年にもイリノイ州都のスプリングフィールド市で「Wi―Fi(ワイファイ)」と呼ぶ無線ネット接続を無料提供する。同市のティモシー・ダブリン市長が明らかにした。通信大手による無料接続サービスは米国で初めて。 同市の面積の半分に相当する64平方キロメートルの地域に約100メートル間隔で小型アンテナを設置する計画。無線接続機能を持つノートパソコンがあれば、誰でも無料でネット閲覧やメールのやり取りができるようになる。 ワイファイは第三世代携帯電話の25倍に相当する最大毎秒54メガ(メガは100万)ビットの通信速度を持つが、無料サービスは通信速度をある程度落として実施する。通信速度を高速に維持したままのサービスは従来通り有料。無料サービスは接続時に広告を表示し、この広告収入がAT&Tの売り上げになる。AT&Tは今後、こうした無料サービスを全米十数都市で展開する考えだ。 [2006年9月5日/日本経済新聞 朝刊] ● 記事一覧
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