ITプラス ビジネスを制する人のIT総合ニュースサイト

音声ブラウザ専用。こちらよりメインメニューへ移動可能です。クリック。

音声ブラウザ専用。こちらより記事見出しへ移動可能です。クリック。

音声ブラウザ専用。こちらより見出し一覧へ移動可能です。クリック。

NIKKEI NET

ニュース マネー:株や為替、預貯金、投信の最新情報。持ち株チェックも IR:上場企業の投資家向け情報を即時提供 経営:実務に役立つニュース&連載企画。外注先検索も 住宅:新築・賃貸からリゾートまで住宅情報満載、資料請求可能 生活・グルメ:グルメ情報や、健康ニュースなど生活にかかせない情報満載 教育:学びからキャリアアップまで 就職:学生の就職活動を完全サポート、マイページ利用も可能 求人:日経の転職サイトとWeb上の企業ページから自動的に収集した求人情報を掲載 クルマ:クルマ好き応援サイト C-style:ライフスタイルにこだわりを持つ30代男性向けウェブマガジン 日経WOMAN:働く女性のキャリアとライフスタイルをサポートするコンテンツ満載 日経ワガマガ:アタマとカラダを刺激する、大人のためのコミュニティー

更新:9月8日 12:42デジタル家電&エンタメ:最新ニュース

「ゲーム離れ」はウソ?――本当は成長していた日本のゲーム産業

 8月30日から9月1日まで都内で行われたゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2006」の初日、スクウェア・エニックス代表取締役社長でゲーム業界団体のコンピュータエンターテイメント協会(CESA)会長を務める和田洋一氏によって、「日本のゲーム業界の今後」という講演が行われた。この講演では日本のゲーム産業の世界におけるポジションの再確認が行われた後、業界の今後の可能性が論じられた。講演のカギとなる論点は、「実は継続的に成長していた日本のゲーム産業」と「多数の新しいビジネスチャンスを迎えている産業の実情」の2点だった。

■「国内市場はピークから半減」という見方

 日本のゲーム産業は常に輸出超過で、コンテンツ産業のなかでも優良な輸出産業として成長を続けてきた。日本のコンテンツ産業は、書籍、雑誌、音楽、映画などが圧倒的な輸入超過なのに対し、ゲーム産業は2004年で2327億円という大きな輸出超過産業として存在している。

 しかし、近年の日本ゲーム産業は、国際競争のなかで他の国の追い上げを受け苦しい状況に置かれている。しかも、国内市場の縮小に歯止めがかからず、ゲーム離れが激しくなっているといわれる。実際、日本国内の家庭用ゲーム機向けソフト市場に注目してみると、1997年の5833億円をピークに縮小が続いている。2004年に一時的に歯止めがかかったものの、2005年は「ニンテンドーDS」用ゲームの大ヒットがありながらも特にDS用タイトルの単価が低下したこともあり、3,147億円と再び若干減少した。ピーク時からみると、54%の水準にまで低下している。

輸出超過を示すグラフ

 一方、世界に目を向けると、ソフト市場は北米、欧州地域ともに拡張が続き、2001年から2005年の間に年平均15.4%の二ケタ成長を続けている。2001年に9000億円だった市場は、2005年には1兆6000億円にまで拡大しており、日米欧の中で日本市場だけが縮小しているというのが現状である。

 そのためここ数年、日本のゲーム産業の将来は暗いという論調が目立っていたのは事実だ。だが、こうした分析はどうも実情を正しくとらえていないのではないかという新しいデータが出始めている。

 コンシューマー向けゲームのソフト市場の基本的なデータは、CESAがまとめている「CESAゲーム白書」に基づくものだが、実はこの数字には、新たに誕生している携帯電話ゲームやオンラインゲーム市場のデータが加味されていない。また、業界団体として別に資料をまとめているため、アーケードゲームの市場の数字も加味されていない。

■携帯・オンラインなど新規市場が急成長

<< 前のページへ     1   [ 2 ]     次のページへ >>

● 記事一覧