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更新:2月3日 18:18デジタル家電&エンタメ:最新ニュース

ゲームクリエーターあこがれの国「ニッポン」【コラム】

 世界最大のゲーム開発者向け会議であるGame Developers Conference(GDC)の日本語のホームページが、今年も本格的に立ちあがった。米シリコンバレーのサンノゼで、3月20日―24日までの5日間に、1万2000人以上のゲーム開発関係者が全世界から集まる。

■日本のゲーム、売り上げ減っても報道は減る気配なし

 GDCが東京ゲームショウやE3と違うのは、見本市ではなく講演やパネルディスカッションなど400を越えるセッションを中心に構成されている点だ。そのため、参加者はゲームの宣伝担当者より、開発現場に近い人たちが多い。ゲーム関係者の巨大な集中合宿とでもいう趣があり、北米のゲーム産業の好調も後押しして、毎年規模が拡大している。

 そのGDCが、昨年から日本人向けサービスに力を入れている。重要な10あまりの講演は、日本語で同時通訳が行われる。また、日本からの参加者とGDCの講演者との間で開催される参加者限定パーティまでわざわざセッティングされている。

 公式サイトで、英語以外の言語でサポートされているのは日本語のみである。また、日本人開発者が講演するセッションは、毎年目玉として位置づけられており、各国の参加者が最も注目しているといっても過言ではない。

 海外メディアで日本に関する報道が減少していると指摘されるが、ことゲームの分野に関しては、状況は逆だ。英語圏のゲーム関連メディアを読んでいると、日本のことについて報道されない日を探す方が難しい。ゲームについての新しい情報のみならず、企業活動、ゲームから派生する文化、一般メディアで報じられているニュースの英訳サマリーなど、日本のゲーム産業の動きを詳細に追っている。

 北米において、北米製のゲームの競争力が高まっているといわれても、ニュースの量については変わる気配はない。ゲームの世界で、日本のニュースが流れるというのは、日常の風景の一つとして、すでに織り込まれてしまっているようだ。

■ゲームボーイ生みの親を称えるスタンディング・オベーション

 GDCの期間中に、Game Developers Choice Awards(GDCA)というゲーム開発者の投票によって受賞者を決める賞がある。その中の特別賞として、Lifetime Achievement Award(生涯功労賞)という賞が設けられているが、2003年には任天堂のゲームボーイの生みの親である故横井軍平氏が受賞している。横井氏は、97年に交通事故で亡くなっており、代わりに息子さんが壇上に立った。数千人でぎっしりだったホールは一斉にスタンディングオベーションに包まれた。万雷の拍手が何分も続き、友人である開発者の米国人の中にも泣いている人が数多くいた。

 これは1987年から連なるGDCの歴史のなかで、最も感動的な出来事として記憶されている。GDCAは2001年に開始したが、スタンディングオベーションが起きたのは、この時以外にない。世界の開発者が日本の文化に対して畏敬の念を表したのだ。

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