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更新:2月8日 15:50デジタル家電&エンタメ:最新ニュース

唐沢寿明が岸谷、寺脇と初共演

 俳優の岸谷五朗と寺脇康文が組んでいる演劇ユニット「地球ゴージャス」は7日、第8作目となる舞台作品「HUMANITY THE MUSICAL 〜モモタロウと愉快な仲間たち〜」の製作を発表した。ミュージカル経験を持つ唐沢寿明や戸田恵子、高橋由美子ら、総勢47人が出演する大がかりなミュージカルだ。同ユニットの新宿コマ劇場(東京・新宿)公演は今回が初となる。

 時代設定は現代だ。日本の大企業で働くサラリーマンが進退をかけて挑む企画提案の準備を進めつつも、夢の中では別の物語に巻き込まれ、強大な敵と戦う羽目になる。唐沢扮する主人公が、2つの世界を行き来しながら、人間の二面性に気づいていく。岸谷は「前回の公演『クラウディア』は、9.11をきっかけに、暴力や人間の愚かさをテーマにして作った舞台だった。その後、ストレートに楽しい話、どまんなかの作品を作ってみたくなった。副題もテーマもストレートな表現だと思う。『ミュージカル』と冠したのも今回が初めて」と話す。寺脇も「毎日嫌なニュースが続いているが、せめて舞台では幸せを届けたい」と意気込みを見せた。

 アクロバットやタップダンスなどの特殊な技能を持った出演者をそろえたという。ダンスを得意とする歌手グループ「PaniCrew(パニクルー)」の植木豪も出演、特技のブレイクダンスを生かし、振り付けの一部も担当する。47人という出演者数について岸谷は「ニューヨークに大きなミュージカルをたくさん見に行ったが、さすがに47人もの出演者が出てくるものはなかった。実現できて幸せ。47士で新宿コマに討ち入りしたい」と語った。

 新宿コマ劇場はコマのように回りながら上がってくる円形の舞台で知られるが、ほかにも様々な仕掛けが用意されている。岸谷は「用意されている仕掛けはすべて使いたい」と話した。寺脇は「自分がデビューしたのがコマ劇場。そのときはバック転を1回するだけの端役だった。今度は主宰企画で帰って来れた」と個人的な感慨もにじませた。

 ミュージカルのテーマである二面性に触れて、唐沢は「自分は裏表のない性格だと思う。でも、双子座ですから、二面性もあるかもしれない」と語った。唐沢、岸谷、寺脇の3人が共演するのは今回が初だという。唐沢は「地球ゴージャスは主宰の2人の掛け合いが魅力」と見る。

 岸谷と寺脇はともに40代だ。2人は「40歳を超えて必死にやっている。お客様に満足いただけるエンターテインメントを提供したいと思うと、限界までやらないとだめだ」(岸谷)、「44歳の自分は男性の出演者では最年長になってしまった」(寺脇)と漏らす。同ユニットの第5作「クインテット」(2001年)に出演した戸田からは「2人の楽屋に行くと(外用消炎鎮痛剤の)『サロメチール』の匂いでいつもいっぱいになっていた」とのこぼれ話も飛び出した。

 司会を岸谷が務め、質疑応答時には寺脇が記者席にマイクを持っていくなど、笑い声の絶えない記者会見となった。岸谷、寺脇は唐沢、戸田など出演者らと掛け合いを続け、「岸谷さんがお父さん、寺脇さんがお母さんのような家族のような雰囲気」(出演者の蘭香レア)の言葉通り、終始、温かみに包まれたムードだった。10万人の観客動員数を見込んでいる。公演日程は5月8日―6月11日に新宿コマ劇場で、6月21日―6月30日に大阪・フェスティバルホールで。

[2006年2月8日/IT PLUS]

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