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更新:2月10日 17:49デジタル家電&エンタメ:最新ニュース

ゲームの制作工程、コストダウンで映画のように【コラム】

 3月20から24日、米カリフォルニア州サンノゼで開催される、Game Developers Conference(ゲーム開発者会議)の400以上あるセッションの概要が発表されている。これを読み解くだけで、コンゴのゲーム市場のトレンドを把握できる。

 当然ながら、次世代ゲーム機の関心は高く、セッションの題名に、「next」という言葉を含んでいるものは、427セッション中、170セッションにも及ぶ。

■スタッフの大規模化で「制作管理」が焦点に

 セッションの中身は多様なため、一概にまとめることはできないが、あえてまとめると「プリプロダクション(制作前工程)の重要性」と「ダイレクトディストリビューション(直接流通)」に集約化できそうだ。

 ゲーム産業の入口と出口が、次世代ハードの登場をきっかけに再編されつつあるのだ。昨年は「プロダクションフェーズ(制作期間)の効率化のための技術」が焦点だった。1年の間に、トピックは大きく変化している。

 本稿では「プリプロダクションの重要性」について取り上げる。

 「プリプロダクションの重要性」とは、ゲームの本開発に入る前のプロトタイプの完成度を引き上げようという試みだ。ゲーム開発は、開発プロセスが後半になってこないと、そのゲームの面白さや「とんがった部分」が現れてこないと考えられてきた。試行錯誤を繰り返すことで、開発チーム自身が面白さを模索していくとされてきた。ゲーム開発が小さな規模で行われていた時代はこれが普通だった。

 ところが、100人以上の制作体制が当たり前の次世代ハード向けゲームでは、従来のように開発すると致命的な問題が発生する。

 本開発のステップに入ってから、ゲームの骨格部分を変更しようとすると、それが些細であっても修正作業は開発チーム全体に影響してしまうのだ。細かい修正の繰り返しで1カ月開発が遅れると、100人分の人件費が開発経費としてのしかかってくる。

■実際に作る前に厳密にデザイン

 ゲームでは制作前の準備、本開発のそれぞれのフェーズで、関わる人数は大きく変わらない。プロトタイプを作る際も、実際のゲームを開発するのと変わらない同じ陣容が求められ、プロトタイプの開発チームがそのまま本開発に移行することが一般的であるためだ。

 しかし、前工程・本工程に同じ人数をかけると、制作体制の規模が大きい現在では前述したように開発経費がかかる。

 映画の場合は制作期間より準備にあたるプリプロダクションのほうが期間が長い。これは脚本を書き上げ、予算を獲得し、俳優などのキャスティングを確定させるプロセスだ。ハリウッド映画の場合、2―3年かかるといわれている。しかし関わる関係者の数は少ないため、コストはそれほどかからない。

 ハリウッド映画の製作でお金がかかるのは、大量のスタッフを動員する撮影期間と、そのあとの編集や効果音などを追加していくポストプロダクションのフェーズだ。しかし、これは長期間かかるプリプロダクションに対し、数カ月で済む。

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