更新:9月22日 13:42デジタル家電&エンタメ:最新ニュース
「PS3値下げ」のサプライズに場内拍手・久多良木SCE社長講演――東京ゲームショウから
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の久多良木健社長は22日、「東京ゲームショウ2006」で「PS3が創る次世代のエンタテインメント」と題した講演を行った。講演後に行ったモデレーターとのトークセッションで、11月に発売予定の「プレイステーション3(PS3)」の下位機種にも「HDMI」の端子を搭載したうえで、5万円を切る価格に設定することを表明した。 値下げの発表はまさに突然だった。講演後のトークセッションでモデレーターの日経BPの浅見直樹氏が「PS3の価格は高いと言われていますが」と切り出すと久多良木社長は「米国の価格は500ドル、ユーザーもディーラーも問題ないと言っている。日本のユーザーやメディアは高いという声がなかなか静まらなかった。やはり高い、高いですかねえ。だから消費税込みで4万9980円で出そうと思っている。こういった変更なら歓迎してもらえるでしょう」と話した。会場からは拍手が沸き起こった。 高精細な映像や高品質の音声をテレビに転送できる「HDMI」の端子を下位機種にも搭載することについては「PS3の詳細を発表したE3の時は、HDMIの規格ができてなかった。今はそのときの予想を超えて普及してきている。音楽の神様と呼ばれる人にこの間会ったが、必要という話だった。買って開けてみたらHDMI端子があったというようなことにしたかったのですが」と話した。 講演の中では、PS3用に投入されるソフト「リッジレーサー7」や「バーチャファイター5」「ファイナルファンタジーXIII」などの映像を披露した。高性能な処理能力を持つPS3の能力を使ったリアリティーのある高精細の3次元映像が見所だ。 PS3のネットワークの機能を使うことで、従来のプラットフォームで利用されていたゲームをゲーム機に取り込んで利用できるようにするという。「セガのメガドライブなどのソフトをPS3でエミュレーションすることを検討している」という。 また、ユーザーが積極的に参加してネット上のコンテンツが生み出されていく「Web2.0」についても言及。「例えば、自宅周辺の地図をユーザーが作成してサーバーにアップロードし、みんなでシェアしてその空間でゲームをすることも可能になる」とゲームにもWeb2.0的な要素を取り込んでいく姿勢を強調した。 単にゲームをするだけでなく、高性能半導体「セル」の能力を生かして各家庭にあるPS3を連結し、グリッドコンピューターとして利用する可能性についても話した。病気を解決するための科学技術計算など社会貢献にも役立てることができるという。 [2006年9月22日/IT PLUS] ● 関連記事● 記事一覧
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