更新:12月5日 15:24デジタル家電&エンタメ:最新ニュース
次世代DVDレコーダー商戦ついに立ち上がる・BDシェアが98%
調査会社BCNは5日、大手量販店の売り上げデータを集計し、次世代DVDレコーダーの販売動向をまとめた。11月のDVDレコーダー市場における次世代DVDの構成比は台数ベースで21.1%、金額ベースで36.6%となり、ソニーや松下電器産業の新モデル投入で一気に市場が立ち上がった。「メーカー別にうまく製品の棲み分けができた」(BCNの田中繁廣取締役)ことで、低価格帯から高価格帯まで幅広いモデルが売れている。 11月のメーカー別台数シェアでは4モデルを投入したソニーが57.1%と伸ばし、シャープも新規ユーザーを取り込み8.7%とした。松下は32.3%で、新モデル投入が遅れている東芝は2.0%にとどまった。メーカーごとの平均単価は、エントリー〜中級者向け製品が多いソニーが12.8万円、高機能機を揃えた松下が15.3万円、HDDを搭載せずVHSからの乗り換えユーザーを狙った製品を発売したシャープが9.6万円と分散している。
「意外に上位機種が売れた」(田中取締役)ことで売れ筋は13万円未満の低価格帯と13万円以上の中・高価格帯に分かれた。各メーカーが商品戦略を他社と差別化し多様な選択肢を用意したことが需要を喚起したという。 ブルーレイ・ディスク(BD)とHD−DVDの規格別では、BDが98%のシェアを取った。東芝は12月中旬に9万円台のHD−DVDレコーダーを発売し巻き返しを図るものの、「力関係が逆転することはもうないのでは」と田中取締役は見る。ただ、「パソコン用やプレーヤー分野ではHD−DVDが優勢なこともあり、規格が一本化されることはなく、ソフト的な対応で規格を気にせず使えるようになるのでは」と分析している。 一方、薄型テレビ商戦は10月からの消費の落ち込みが影響し、出足はやや鈍いという。大型化も以前より落ち着き、「日本の住宅事情では50型以上の大型化は壁掛けテレビにならない限り望めない。シャープなどの超薄型テレビが北京五輪に間に合わうように出揃うのは難しいとみられ、08年は厳しい年になるかもしれない」と予想した。
[2007年12月5日/IT PLUS] ● 関連記事● 記事一覧
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