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更新:1月23日 10:20ビジネス:最新ニュース

アップル、10−12月期57%増益も慎重な業績見通しで株価下落【WSJ】

 ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル) 米アップルが22日発表した10−12月期(2008年9月期の第1四半期)決算は、年末商戦でのパソコン「マッキントッシュ」の販売が好調だったほか、携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」の商品構成を改善したことが寄与し、57%の増益となった。

 ただ、1−3月期(第2四半期)の業績見通しは市場予想を下回り、この日の時間外取引での株価下落につながった。同社の業績見通しは慎重であることが知られているが、今回の見通しは珍しく市場予想を大幅に下回り、米国の個人消費の堅調さについての幅広い悲観的なシグナルになるかもしれない。

 アップルの人気製品は消費者の需要の指標となっている。同社の10−12月期の純利益は15億8000万ドル(前年同期は10億ドル)、1株利益は1.76ドル(同1.14ドル)。売上高は96億1000万ドルと、前年同期の71億2000万ドルから35%増加した。

 1−3月期について同社は、1株利益を94セント、売上高を68億ドルと予想している。この見通しに基づくと、トムソン・ファイナンシャルによると、1株利益は前年同期比8%増、売上高は同29%増となる。市場予想平均は、1株利益が1.09ドル、売上高は69億9000万ドル。

 アップルのピーター・オッペンハイマー最高財務責任者(CFO)は、この業績見通しの正当性を主張した。同氏はインタビューで「われわれは強気の見通しを立てている。この見通しを実現できると確信している」と語った。

 アップルの株価は12月27日、52週高値の202.96ドルをつけた。だがその後は、米景気の低迷で売上高に悪影響が及ぶのではないかとの懸念から、株価は下落している。

 同社株の22日通常取引終値は前日比5.72ドル(3.54%)安の155.64ドルだった。ナスダックの取引終了後に発表された決算と業績見通しを受けて一段安となり、138.06ドルで取引されている。

 アップルが携帯電話機など、より魅力ある新たな市場に参入しても、伝統のパソコン部門は順調に伸びた。同社は昨秋、デスクトップパソコン「iMac」の新シリーズを発売した。10−12月期の「マッキントッシュ」の出荷台数は前年同期比44%増の231万9000台。

 携帯音楽プレーヤー「iPod(アイポッド)」の同四半期の販売台数は同5%増の2212万1000台となった。同社は11月、iPodの商品構成を改善し、「iPodナノ」と新製品「iPodタッチ」にビデオ再生機能を搭載した。一部のアナリストは、iPodの販売台数を最大2500万台と予想していた。米調査会社NPDグループの最近の発表によると、iPodは米国でのデジタル音楽・メディアプレーヤーの販売台数で首位を保っており、市場の約75%を占めているという。

 アップルの長期的な成長と収益性を占う重要な指標と見なされている携帯電話機「iPhone(アイフォン)」の販売台数は231万5000台だった。販売価格を引き下げたほか、同四半期には欧州の主要市場でも発売した。米国での発売は6月だった。

 同四半期の粗利益率は34.7%と、前年同期の31.2%から向上した。

[2008年1月23日]

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