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更新:1月30日 18:49ビジネス:最新ニュース

ソニー10-12月期、PSP出荷72%減でも「決してあきらめない」

 ソニーは30日、東京・千代田で会見を開き、2006年10―12月期の連結業績を発表した。売上高はエレクトロニクス部門の好調や為替変動により過去最高の2兆6076億円となった。営業利益は、ゲーム部門の立ち上げ経費計上などにより1789億円と前年同期比14.9%減少した。会見した大根田伸行CFOは「エレキ部門で営業利益を4%以上にする体制は整った。07年末の営業利益5%達成に向け期待が持てる」と述べた。

 事業別の業績概要と大根田CFOの会見の一問一答は以下の通りだ。

●ゲーム事業

 「プレイステーション3(PS3)」の発売により前年同期比5.6%増収の4428億円となったが、営業損益はPS3の「戦略的な価格設定」での販売による損失発生とPS3の立ち上げ関連費用計上により542億円の赤字だった。主なハードの生産出荷台数はPS3が184万台、「プレイステーション2」が23%減の411万台、「プレイステーション・ポータブル(PSP)」が72%減の176万台。

 

――PS3は来年通期で黒字になるか?

 「来年はPS3の逆ザヤをブレークイーブン近くに持っていけるかと思う。コスト削減のために、チップのシュリンク、部品点数の削減、半導体歩留まりの改善の3つの対策を考えている。

 PS3はただのゲーム機ではなく、ネットとつなげて遊べるコンテンツを拡大していく。既に50万人以上がPS3をネットにつないでいて、ダウンロードゲームの『グランツーリスモHD』は30万件がダウンロードされている。そういう新たなビジネスを考えており、売り上げは改善するだろう」

――他社との競合が激しいが、PS3の値下げはあるか?

 「価格についていつ下げるという案はない。2,3年後ならそういうこともあるが今は考えていない。PS3はゲーム以上の機能を持っており、そこのアプリケーションをどうするか考えている」

――PSPの出荷が72%減と落ち込んでいるが、てこ入れは考えているか?

 「10-12月期は予定よりかなりダウンした。マネジメントとして盛り返すスペシフィックな案はいろいろ検討している。しかるべきときに新しいアプリケーションの発表がある。けっしてPSPをあきらめるわけではない」

●テレビ事業

 液晶テレビ「ブラビア」が好調で売上高は前年同期比17%増の4208億円。営業利益は130億円と黒字を達成した。液晶リアプロジェクションテレビは薄型テレビとの競争激化により苦戦、ブラウン管テレビは想定より早く需要が落ち込んだが液晶の伸びでカバーした。

――年末商戦はどうだったか?

 「米国では液晶テレビががんばった。シェアは30%近くいった。若干予想より伸びなかったのがリアプロ。パナソニックのPDPの値段が下がり、大画面競争で影響を受け苦戦した。欧州は小型の32インチ液晶が予想以上に売れたので今後検討したい。日本市場はシャープの攻勢で予定よりビハインドだ」

――価格低下は進んだか?

 「下落幅はあまり想定から外れていないが、前倒しで進んでいる。アメリカでは47インチの液晶テレビ価格が35%くらい下落した。リアプロは想定より下落したが、コスト的に優勢を保てる。50インチ以上の大型では十分戦っていける」

●デジタルカメラ事業

 「サイバーショット」の販売好調により増収。06年通期の出荷台数見通しを1550万台から1700万台に上方修正した。

――デジタル一眼レフカメラの売れ行きはどうか?

 「ニコンとキヤノンが対抗機種を出し、大変苦戦している。第2弾、第3弾(の製品)も考えているが時期はいえない。撤退はしない」

[2007年1月30日/IT PLUS]

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