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更新:10月28日 18:38ビジネス:最新ニュース

「モバゲー」のDeNA、初の下方修正 アバターと広告の失速続く

 携帯サイト「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)は28日、2009年3月期の業績予想を下方修正すると発表した。連結営業利益は従来予想を30億円下回り、前期比15%増の145億円にとどまる。利益率が高いアバター(ネット上の分身)の販売や成果報酬型広告の減少が続く。同社が業績予想を下方修正するのは2005年2月の上場以来初めて。四半期ベースでの売上高は2四半期連続で減少しており、これまでの高成長にブレーキがかかってきた。

 同日発表した2008年4−9月期の連結決算は営業利益が前年同期比63%増の77億円だった。大幅な増益は確保したが、期初予想に対しては約8億円下回った。主力のモバゲータウンの会員数は9月末で1164万人と1年前から421万人増えたが、1人あたりのページビューは減少傾向にある。

 下方修正の主因であるアバターについては「10月(の販売)は悪くないが、下げ止まったと言うには早い」(南場智子社長)とみており、下期の見通しではアバターの購入は上期に比べ若干減、成果報酬型広告も落ち込むとしている。広告宣伝やゲーム事業などへの積極的な投資は持続するため下期の営業利益は上期を下回る。

 直近の7−9月期での営業利益は34億5000万円。4−6月期から19%減少し四半期ベースで初の営業減益となった。4−6月期からアバターの苦戦が続いているのに加え、テレビCMを再開したことで広告宣伝費が膨らんだ。アバターの売上高は20億円で4−6月期から13%減った。成果報酬型広告も12%減の12億円弱にとどまった。オークションサイトなど他事業は堅調だったが、連結売上高は4%減少した。

 南場社長はアバターの購入意欲が減退していることに対応するため、今下半期の後半に3Dのアバターを投入することを明らかにした。アバターがくるくる回ったり踊ったりするもので、「2Dの動くアバターが登場した際には利用が増えた」と、需要の喚起に自信を見せた。また、これまでライトユーザー主体だったゲームはアイテム課金方式を中心に据えてヘビーユーザーや女性を開拓する方針で、「モバイルゲーム市場の1割をシェアを目指す」と述べた。

 南場社長との説明会での主な一問一答は以下のとおり。

――アバターの販売状況は。

 8月は(4−6月の傾向に比べ)少しよかった。10月は終わっていないが、9月よりはいい。だが下げ止まっていると判断するにはまだ早い。だから下期は厳しい予想にした。

――3Dアバターの収益性は。

 これまでの2Dはコストがかかっていなかった。作りこむので一定のコストがかかる。ただ、使ってもらえれば利益率は高い。

――広告販売で電通グループと提携した効果は。広告代理店の関係者からモバゲーの広告販売が苦戦していると聞いたのだが、そうなのか。

 提携の効果はまだ始まったばかりでなんとも言えない。広告が景気の影響を受け始めているとは聞いている。ただモバゲーだけが厳しいとは聞いていない。

――ポータルの核となるのはゲームというが、他社もやっているのでは。

 他社に比べゲームの数は圧倒的に多い。1200万人の会員のベースがあるのも強み。モバゲーで1つのタイトルを出すと数週間で100万人のユーザーを獲得できる。収益の柱としてゲームに期待しているが、小説やニュースもページビューは(同業の中でも)多く、うまくいっている。もっと充実させたい。

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