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更新:5月1日 18:36ビジネス:最新ニュース

DeNA南場社長「今期、広告は減収に」 2009年3月期決算発表

 ディー・エヌ・エー(DeNA)が1日発表した2009年3月期の連結決算は売上高が前の期比27%増の376億円、営業利益が25%増の158億円だった。主力のSNS「モバゲータウン」の会員数が順調に増え、期末にかけて広告収入も回復した。ただ、2010年3月期の営業利益は前期比1%増の160億円にとどまる見込み。記者会見した南場智子社長は「広告は減収とみている。今期は将来のための『弾込め』の時期」と述べた。

 2009年1−3月期に限ると売上高は前年同期比12%増の105億円、営業利益は4%増の41億円だった。企業とのタイアップや検索連動などの広告が大きく伸び、システム投資や人件費の増加を補った。「モバゲー」の3月末の会員数は1年前に比べ36%増の1344万人、3月の月間ページビューは187億で単月で過去最高だった。「アルバムなどコミュニティーを活性化するサービスの効果が表れた」(南場社長)という。

 2010年3月期の連結売上高は前期比14%増の430億円となる見通し。モバゲーで遊べるゲームを増やしアイテム課金などの収入を伸ばす。サイトに掲載する広告は経済情勢や広告代理店との契約変更など「リスクを勘案して減少する計画にした」(南場社長)という。アバターの販売は横ばいを見込む。

 営業利益が1%増にとどまるのは、3Dアバターやゲーム、システム開発の費用がかさむため。南場社長は「SNSはコミュニティーを活性化させるのが重要課題。収益面ではゲームのポテンシャルは大きい」と述べ、2011年3月期以降は成長軌道に回復するとの見通しを示した。

 南場社長との主な一問一答は以下の通り。

――1−3月期はアバターの売上高が横ばいだったが。

 上半期に減少した後は、下げ止まっている。1ユーザーあたりの単価は下がる傾向で、特に年齢が高い層で目立つ。アバター購入を促すイベントが若年層向け中心だった影響もあるのではないか。

――不況の影響は広告に出ていないのか。

 それほどではない、というのが実感だ。今期は広告代理店との契約を変更し、販路が拡大する一方で、ミニマムギャランティーがなくなった。そのため広告収入は予想しづらくなっている。ただ、足元1カ月の広告販売は順調だ。

――10年3月期は「弾込め」というが、どの分野に期待しているのか。

 他社を見ていてもゲームは収益化するポテンシャルが大きい。前期の後半から強化しているSNSのコミュニティー活性化にも引き続き取り組む。メディアとしての力が高まれば広告収入にもつながる。不況だからこそ、効果の高いモバイルインターネット広告を取れる可能性もある。

――警視庁から書き込みの削除を要請されていると報じられているが。

 大体の削除は自主的なもので警察からの要請はほとんどない。具体的な削除件数については言えない。事件につながるような書き込みはユーザーから通報されることも多い。警察とは連携をとりつつ、協力依頼があれば協力している。サイトのパトロールだけでなく、啓発活動にも積極的に取り組んでいく。

――ミクシィのオープン化戦略をどうみる。

 個人的には面白いと思う。会社としては答えにくい。

[2009年5月1日/IT PLUS]

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