更新:2005年10月18日 17:19ビジネス:連載・コラム
データで読むIT市場携帯プレーヤー、アップルのシェアは48%に・生産過剰懸念も
『日経マーケット・アクセス』(http://ma.nikkeibp.co.jp/)は、2005年のデジタル・オーディオの世界生産台数を対前年比85.0%増の5275万台と予測した。CDプレーヤーやヘッドホン・ステレオなど従来からの携帯型音楽プレーヤーの需要を考慮して、デジタル・オーディオの需要を算出した。 しかし米アップルをはじめとする各社の2005年生産計画を合計すると約7000万台になる。これは本誌予測より約2000万台近くも多い。2004年に業界3位だった「Rio(リオ)」ブランドの撤退に続き、いつ、どのメーカーが下方修正に踏み切るか、年末に向けての注目ポイントである。
●フラッシュメモリー型投入でシェア拡大 アップルは、すでに2005年上半期だけで2004年通年の販売台数を上回る約1100万台を販売した。9月には記憶容量4ギガバイト・クラスまでの製品をハードディスク内蔵型からフラッシュメモリー型に世代交代。話題の製品である「iPod nano(アイポッドナノ)」を投入、独り勝ち状態を狙う。『日経マーケット・アクセス』は、同社の年間生産台数シェアを「iPod nano」投入効果を加味して48%と予測した。 ●買い替え、追加購入需要が拡大すればiPod 3000万台超も 『日経マーケット・アクセス』は、アップルの2005年のデジタル・オーディオの生産計画を、2004年の約4倍に当たる3000万台以上と見ている。デジタルオーディオ全体の市場から見て、計画達成はかなり難しそうだが、既にプレーヤーを所有しているユーザーの追加購入や代替需要をフラッシュメモリー型で喚起できれば、実現不可能ではない。 ●韓国メーカーも前年比倍増の生産計画 「アイリバー」のReigncom社やサムスン電子など韓国のデジタルオーディオメーカーは、各社とも2005年の生産台数を2004年のほぼ倍にする計画だ。アップルの計画に比べるとかなり低いが、決して弱気な数字ではない。 ●新製品を11月に投入するソニーも巻き返しへ デジタルオーディオ市場では出遅れた日本メーカーが巻き返しを図っている。例えばソニーは、2004年度(2004年4月―2005年3月)の80万台から2005年度は450万台と5倍以上を計画している。 (日経マーケット・アクセス編集委員=菊池珠夫)
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